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特集-稲敷の学校給食-

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茨城県稲敷市

今回の特集では、稲敷市の子どもたちが食べている学校給食はどのように作られているのか、そしてどのような想いが込められているのかについて、ご紹介します。

■一味違う季節の献立『行事食』
季節の行事にちなんだ献立や、調理にこだわった献立など、普段の給食とは一味違う「行事食」を特定の日に提供しています。今年提供した行事食の一部をご紹介します!

◇学校給食週間献立(1月25日)
ごはん、牛乳、鮭の塩焼き、たくあん和え、すいとん汁、給食週間ゼリー
全国学校給食週間にあわせて実施。日本初の給食とされている明治22年の献立をもとにしたメニューです。

◇だしの日(3月12日) ※毎月1回実施
ごはん、牛乳、サワラ西京焼き、切干大根の煮物、けんちん汁
普段は顆粒だしですが、だしの日は、かつお節・さば節・煮干しの混合だし(パック)でだしをとった和食メニューになっています。

◇七夕献立(7月5日)
食パン、牛乳、星型ハンバーグオニオンソース、カラフルサラダ、星マカロニのトマトスープ、七夕ゼリー
七夕にちなんだ星が盛りだくさんの献立。見た目に楽しく、七夕を感じることができるメニューです。

◇オリンピック献立(7月19日)
食パン、牛乳、クロケット(ソース)、ラタトゥイユ、鶏肉のポトフ
パリオリンピックにちなんで、フランスのメニューがならんだ献立。クロケットは日本のコロッケの原型となった料理だそうです。

■〔コラム〕ご存じですか?食育ピクトグラム
食育の取組を誰にでもわかりやすく発信するため、農林水産省で作成されたピクトグラムです。
食育ピクトグラムには、健全な食生活を実践していくために、子どもたちに学んでほしい項目がたくさん入っています。私たち自身も一つ一つ確認し、食生活を振り返ってみましょう。

■学校給食ができるまで!
学校給食は、午前8時~10時半の約2時間で完成させなければなりません。給食の時間に間に合うよう、調理員さんが、チームプレイでスピーディに調理していきます。できるだけ温かい状態で届けられるように、汁物は最後に仕上げています。

▽給食調理の流れ
材料の受け入れ(検収)

下処理 洗浄や下ごしらえ

野菜をカット
↓ 衛生的な給食のため、温度管理を徹底しています!
調理

配食 各学校や学年の人数配送ごとに、配食します。

配送
※こども園・桜川中学校は自校給食のため、配送はありません。

給食の時間「いただきます!」

■11月18日~22日は『茨城をたべようWeek』
11月の地産地消強化月間に合わせて、稲敷市産や茨城県産の食材をいつも以上に使用した献立『茨城をたべようWeek』を準備しています!

◇昨年の茨城をたべようWeekで使用した稲敷市産食材
・マッシュルーム(通年、稲敷市産を使用中)・レンコン・きゅうり・さつまいも・ブロッコリー・なす・大根・長ねぎ・ほうれん草・豚肉

◇昨年の茨城をたべようWeekで使用した茨城県産食材
・鶏肉・キャベツ・人参・しめじ・ごぼう・ヤーコン・豆腐・油揚げ・しらたき

◇昨年の茨城をたべようWeek献立
ごはん、牛乳、豚肉とれんこんのカレー炒め、ブロッコリーナムル、茨城野菜のみそ汁

今年度も、同様の食材を使用予定です!
さらに11月の米飯には、子どもたちに、地元のおいしい食材をたくさん味わってもらうため、有機栽培の稲敷市産ミルキークイーンを使用予定。
※学校給食では稲敷市産コシヒカリ等、普段からできるだけ地元の食材を使用し、地産地消を推進しています!

■栄養教諭の先生へインタビュー
栄養教諭 石井由美子先生(江戸崎小学校)
江戸崎学校給食センターの献立を作成しています!

◇献立作成で心がけていることを教えてください。
学校給食は、ただお腹を満たせればいいというものではないと考えています。学校生活における教育の一環ですので、子どもたちの好きな料理を出しつつ、栄養や食材のバランスに気を付け、魚や野菜をたくさん使うよう心がけています。
一方で、調理の機械や施設の面で提供できる献立が制限されることもあるので、その点で苦労することもあります。

◇給食の味付けに込めた思いを教えてください。
給食の味付けは、健康的な食事の手本となるように薄味で仕上げています。味が濃い食事は、おいしく感じやすく好まれますが、塩分の摂りすぎにつながってしまいます。特に茨城県は塩分摂取量の平均値や、生活習慣病による死亡率が全国平均よりも高いため、子どものうちから適塩での味付けに慣れ、薄味でもおいしいと感じとれる、繊細な味覚を身につけてほしいと思っています。

◇最後に子どもたちにメッセージをお願いします。
給食の時間は、勉強から解放されホッとする時間でもあります。おいしく食べながら楽しい時間を過ごしてもらいたいです。学校給食のように料理を組み合わせれば、栄養バランスの整った献立ができるので、大人になった時に、食事の見本として給食を思い出してもらえたら嬉しいです。

■学校給食センター 市内には2カ所の学校給食センターがあります。
◇江戸崎学校給食センター
建設年月:平成2年4月
敷地面積:7,019平方メートル
調理食数:1,400食/日
給食日数:197日
提供学校:小学校5校(江戸崎小、沼里小、高田小、新利根小、桜川小)、中学校1校(江戸崎中)

◇東学校給食センター
建設年月:平成9年3月
敷地面積:3,971.82平方メートル
調理食数:900食/日
給食日数:197日(小中学校)、198日(幼稚園)
提供学校:幼稚園3園(新利根、みのり、ゆたか)、小学校3校(あずま東小、あずま北小、あずま西小)、中学校2校(新利根中、東中)

問い合わせ:
江戸崎学校給食センター【電話】029-894-3066
東学校給食センター【電話】0299-78-3392

       

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