あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、旧年中はもとより、平素より市政全般にわたり深いご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、元日に発生しました能登半島地震では、首都直下地震や南海トラフ地震などの今後起こりうる災害に備えた防災対策の重要性を再認識し、市といたしましても、頻発化・激甚化する災害に対応すべく災害に強いまちづくりに努める決意を新たにいたしました。
また、物価高騰など予測困難な国際・経済情勢の変化により、依然として日常生活や地域経済にも大きな影響を及ぼし続けています。
そうした厳しい状況の中、本年も、皆様の暮らしに寄り添った支援や地域経済の活性化に繋がるよう、市一丸となって邁進いたします。
さて、現在、市では第3次稲敷市総合計画を策定し、重点的、優先的に取り組むべき施策や事業を5つの重点プロジェクトとして位置付け、全庁的、横断的に推進しています。
なかでも移住・定住プロジェクトでは、新たなステージの空き家対策・空き家利活用の推進をはじめ、移住・定住者に向けてターゲットを絞ったプロモーションなどを展開してまいります。
また、子育て支援・教育プロジェクトでは、民間導入による英検対策講座や成田国際空港と連携した「航空業界学習」の強化を行うなど、稲敷市らしい学びの場の充実を図ります。
この他、圏央道インターチェンジ周辺の整備や地域資源を活かした人々の交流促進など、誰もが生きがいを持って生活できるまちづくりを目指してまいります。
本年、稲敷市は平成17年3月22日の4町村合併による誕生から、いよいよ20周年を迎えます。市制施行20周年記念式典や記念事業を通じて、市民の皆様とともにこの20年を振り返りながら、稲敷市の魅力を再認識し、改めて郷土に対する愛着や誇りを育んでいきたいと考えています。そして、次の10年に向け、さらに皆様が安全で安心して暮らせる魅力あるまちづくりに、全力を尽くしてまいります。
今後も、市民一人ひとりが笑顔にあふれ、活力ある地域づくりを進めるとともに、本市の将来像であります「自然とともに豊かさと幸せを実感できるまち」を目指し、着実な市政運営に取り組んでまいりますので、市民の皆様におかれましては、引き続きご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
結びに、新春の門出にあたり、本年が皆様にとりまして、幸多い素晴らしい年となりますことをご祈念申し上げまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
稲敷市長 筧 信太朗