■令和7年度予算の重点事業を紹介
I 未来を担う人づくり
▽新しい時代の学びを実現するための教育環境の整備 1億8,416万円
社会環境の変化に応じたICT機器を効果的に学校教育で取り入れます。児童生徒1人1台のタブレット端末を最新のものに更新するほか、デジタル化による学校図書の利便性向上を図ります。
▽ホンモノと触れ合う体験教育の充実 1億2,263万円
子どもたちが将来グローバルな環境で活躍することに興味や関心が高まるよう、体験教育として海外の人々と交流や、本格的なオーケストラ演奏に直接触れる機会を提供します。
II 未来を照らす活力づくり
▽観光まちづくりの推進と充実 5,270万円
観光・交流人口の拡大による賑わいある地域を目指し、例年多くの人々で賑わう観光イベントを市制施行20周年記念事業としてグレードアップすることでより一層盛大に開催します。
▽民間のノウハウを活用した財源確保の推進 3億4,412万円
厳しい財政状況の中でも新たな投資を行うことができるよう、民間企業から人材の派遣を受け、民間のノウハウを取り入れながらふるさと納税等による財源確保を推進します。
III 未来を描くまちづくり
▽空き家対策の強化 686万円
管理不十分な空き家対応と空き家の利活用対策を一体的に行うこととし、空き家バンク制度については、既存の助成金制度に加え、利用対象者の拡充とポータルサイトの再構築等を行い、利活用促進の強化を図ります。
▽災害に備える避難所の機能強化 3億9,334万円
災害時に避難所となる市内小中学校の体育館および新利根体育館に空調設備を整備するとともに、危険な可能性がある天井を改修します。令和7年度は中学校および新利根体育館の工事を実施し、小学校については令和8年度の工事に向けた実施設計を行います。
■市民一人当たり歳出決算額(一般会計) 61万5,906円
議会費…5,009円
総務費…75,080円
民生費…189,271円
衛生費…38,440円
農林水産業費…29,177円
商工費…4,322円
土木費…64,363円
消防費…30,063円
教育費…87,869円
公債費…65,117円
諸支出金…26,378円
予備費…817円
人口(令和7年4月1日現在) 3万6,741人
■特別会計と公営企業会計
▽特別会計 107億7,876万円(前年度比0.2%減)
特定の収入を特定の支出に充てるため、一般会計とは別に運営する会計です。
▽公営企業会計 48億9,648万円(前年度比8.5%減)
企業会計方式により、基本的には事業の収益により運営する会計です。
■地方債と積立金
令和7年度予算には、地方債発行額を15億7,050万円計上している一方で、元金償還額は22億9,484万円を計上しています。令和7年度末の地方債現在高見込額は、令和6年度末現在高見込額から約7億2,434万円減少し、約225億4,900万円になると見込まれます。
積立金においては、それぞれの目的に応じた事業に充てるための基金の取り崩しを行います。財源不足を補うために取り崩しを行う財政調整基金については、6億円を取り崩し計上しています。令和7年度末の積立金現在高については、約107億1,395万円になると見込まれます。(表の令和6年度および令和7年度の額は見込額)
問い合わせ:稲敷市財政課
【電話】029-892-2000(内線2625)