■国が定める地理的表示保護(GI)制度 第1弾認定 稲敷が誇るブランドかぼちゃ
稲敷市を代表する特産品のひとつ「江戸崎かぼちゃ」は昭和40年代に旧江戸崎町で栽培が始まりました。なんといってもその最大の特徴はホクホクした食感と味の濃さ。
長年にわたる生産の歴史の中で培われた栽培方法とすべての畑に対する厳格な検査体制、完熟収穫を徹底しています。その結果、2015年には日本の地理的表示(GI)保護制度第一弾として全国的に有名な夕張メロンや神戸ビーフなどと同時に登録された国が認めた超ブランドかぼちゃです。
実をつけるため、ひとつひとつ丁寧に手作業で受粉させ、かぼちゃの玉が膨らんでくると傷が付いたり変色しないようにまたひとつひとつに丁寧に座布団を敷いて育てます。大切な子供と同じように、愛情をこめて育てた結果があの味を生み出しているのです。
収穫の直前まで自然の光をたっぷりと浴び、栄養素がしっかりと実に詰まっている『とれたて完熟』の江戸崎かぼちゃが今年も多くのファンを魅了しています。
(表紙:江戸崎かぼちゃでの就農を目指す地域おこし協力隊2名)
■生産者の声
▽江戸崎南瓜部会 部会長 池延美千男さん
今年は天気が良く、順調に育ってくれました。例年以上の出来栄えです。江戸崎かぼちゃは一般的なかぼちゃよりも10日ほど畑で熟成させることで完熟した美味しいかぼちゃになります。そのため、皆様には購入したら早めに食べることをおススメしています。
今後は加工品の開発が大事だと考えています。昨年は「シン・いばらきメシ総選挙」で江戸崎かぼちゃを使用したプリンが大好評でした。スイーツに向いていると思うので、積極的に若者へPRしていきたいです。
■若手生産者の声
▽江戸崎南瓜部会 会員 角田大輔さん
かぼちゃの生産は自然と上手に付き合うことが大切です。独立して2年目には霜の被害で大打撃を受け、絶望的なこともありました。しかし、自分にできることを精一杯やって、それでも自然の神様にソッポを向かれたら仕方ない。人のせいにはしない。そう思って毎日楽しく、家族みんなで協力しながら頑張っています。
江戸崎かぼちゃは煮物だけでなく、レンジでチンした後に薄く敷いた油で揚げる「揚げ焼き」もおすすめです。ホクホク、カリカリの食感のかぼちゃをお好みの調味料でどうぞ!
■江戸崎かぼちゃはこちらで購入できます
▽JA稲敷新利根直売所
所在地:稲敷市中山4465-2
【電話】0297-87-5871
・店長 加藤洋子さん
江戸崎かぼちゃは当店でも大人気で、テレビ、インターネット、SNS等の影響で年々注文が増えています。今年のインターネット予約は4月1日から始めましたが、電話や店頭では通年で予約を受け付けています。早いお客様はすでに来年の予約をされている状況です。
▽通信販売
【URL】https://www.jainashiki-veg.com/order/
または「江戸崎かぼちゃ」で検索
▽スーパー等
カスミ、タイヨー等のスーパーでも購入できます。