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広報稲敷5月号にも掲載したとおり、今年度から国民健康保険税率等の改正を行いました。
■国民健康保険税率等の比較
■国民健康保険の現状と税率改正の背景
団塊の世代の方が75歳になり後期高齢者医療制度に移行することや社会保険の適用拡大により、国民健康保険の被保険者数は年々減少し国民健康保険の運営に必要な保険税が確保できなくなってきている一方で、高齢化や医療技術の高度化によって被保険者一人当たりにかかる保険給付費は増加傾向にあり、今後もこの傾向が続くことが見込まれます。〔図1〕
このような傾向が大きくなった結果、その年度の収入と支出の差である単年度収支の額は年々マイナスが大きくなっている状況です。〔図2〕
これまでは、国民健康保険支払準備基金の取り崩しや市の一般会計からの繰入金等で保険税の不足分を補うことで税率の上昇を抑えてきました。しかしながら、近年は基金残額が減少し、一般会計からの繰入は国民健康保険加入者以外の方の負担を求めるもので望ましくないことから国民健康保険財政の悪化が進んでいます。
以上のような状況から、将来にわたり安定的な国民健康保険運営を行い、加入者の方が安心して医療を受けられるよう、このたびの税率改正となりました。加入者の皆さまにはご負担をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
問合せ:稲敷市保険年金課
【電話】029-892-2000(内線2212)