■20周年の輝き、感謝と希望を未来へ
夏の夜空を彩る恒例の「いなしき夏まつり花火大会」が、8月23日(土)に江戸崎総合運動公園を会場に盛大に開催されました。
今年は市制施行20周年という節目の年を記念し、「感謝をこめて 未来へつなごう!」をテーマに掲げ、特別プログラムを含む約1万発の華やかで迫力ある光の競演が繰り広げられました。市内外から訪れた多くの観客が夜空を見上げ、大輪の花に酔いしれました。
当日は見事な晴天に恵まれ、夕刻には家族連れや友人同士、浴衣姿の若者が集まり、会場一帯は笑顔と熱気に包まれました。
特設ステージでは花火アナウンサー「花火DJ恵子ねぇ」さんの進行のもと、地元団体のお囃子やロックバンドの演奏が披露され、観客は手拍子や歓声を交えて演奏に応え、会場はさらに盛り上がり大きな熱気に包まれました。ステージと花火の競演に、訪れた人々の表情は笑顔にあふれ、夏の夜の高揚感が広がりました。
市の観光協会会員等による模擬店も多数出店し、かき氷や焼きそばを手にした子どもたちと、冷たい飲み物を片手に語らう大人たちの笑顔で会場は終日にぎわいました。
午後7時、カウントダウンの掛け声とともに音楽に合わせたミュージックスターマインがスタート。漆黒の夜空に色鮮やかな大輪が咲き誇る圧巻の演出がオープニングから展開され、観客は一気に真夏の夢物語の世界に引き込まれました。
大玉100連発、イメージ花火、企業等から提供されたメッセージ花火が次々と打ち上がり、多くの来場者がスマートフォンを掲げて撮影する姿が見られました。グランドフィナーレではスペシャルスターマインによる黄金色の光が夜空を照らし、会場全体が感動の渦に包まれました。
来場者からは「市制施行20周年にふさわしい素晴らしい花火大会だった」「子どもたちにとって最高の夏の思い出になった」といった声が多く寄せられました。準備・運営に携わった実行委員会、賛助者、ボランティアの皆さまの協力により、ごみの分別や交通ルールも守られ、安全に開催できたことも大きな成果です。
稲敷市はこれからも、市民の皆さまが誇りを持ち、世代を超えて交流できるまちづくりを進めてまいります。節目の年に打ち上げられた花火の輝きが、未来へ向かう稲敷市の歩みを照らし、市民の心に長く刻まれることを願っています。夏の夜空に広がった光と音の余韻は、参加したすべての人々の心に深く残り、これからの市の発展への希望を象徴するかのようでした。
浴衣姿の子どもたちも、大人の笑顔も、すべてがまちの宝もの。ひとつの空の下で刻まれた夏の記憶は、これからも私たちの心に輝き続けます。
花火大会の翌日には、早朝から実行委員会・出店者の方々、ボランティアの江戸崎中学校の皆さんなど、多くの方々のご協力で会場内外の片付け・清掃活動が行われました。ご協力本当にありがとうございました。