7月25日~27日の3日間、「江戸崎祇園祭」が開催されました。約400年の歴史を持つ由緒あるお祭りで、小さな子どもからご高齢の方まで参加するほか、故郷を離れて暮らす人々も「この日だけは帰らなきゃ!」と里帰りし、年に一度のにぎやか祭りに全力投球。会場となった江戸崎商店街が3日間、人と熱気にあふれました。
1日目は各種団体の参加による踊りのパレード。「稲敷たから音頭」と「あんば囃子」を美しく舞いながら歩行者天国を練り歩き、祇園祭の幕開けを華々しく飾りました。
2日目、3日目には山車の競演「えどさき劇場」と銘打たれ、江戸崎地区の中心ともいえる商店街の中央十字路で、各町内による踊りと山車の分廻しのド迫力ライブショーです。お囃子を演奏する芸座連を乗せた複数の山車が町中を巡行し、これでもかという勢いで分廻しを開始すると、観客はその迫力に歓声を上げ、祭りの熱気は空まで突き抜けそうな勢いでした。
※稲敷市指定無形民俗文化財とは
先人が日常生活の中で生み出し、長い間継続して保存・伝承されてきた、衣食住、生業、信仰(祭り)、年中行事等に関わる風俗習慣や民俗芸能、民族技術のうち、生活の移り変わりを知るために欠かす事ができないものとして、重要であると市が指定したもの。
●確かな手しごとで受け継ぐ、祭りの伝統
江戸崎地区在住の髙木信子(たかぎのぶこ)さんは、まつり衣装の制作を長年手がけてきた地域のベテラン。市文化協会加盟団体「楽々ソーイング」の代表も務め、今年の当番町・田宿町の衣装は、さらしから一着一着丁寧に仕立てました。
量産品が主流となる現在、地域の方々と協力し、手縫いで衣装を作り続けるのは江戸崎では髙木さんたちだけ。表舞台に出ることはありませんが、縁の下で歴史ある祭りの伝統を支えています。